読書感想文を始めよう

本を読んだらここに感想を書き溜めよう

大学を休む間、たくさんの本を読みたい

一番の理由は、休学届を出す際に教授に勧められたから

先生はこの休学期間に於ける幾つかの重要な指針を与えてくれた

ひとまずここは読書感想文を記録として残していく

書評なんて固いことはよう書き方がわからんから緩く

 

一冊目 まんが 哲学入門 ~生きるって何だろう?~

著者 森岡正博+寺田にゃんこふ

哲学解説書ではなく、哲学入門書。←ここ重要

哲学者森岡正博が漫画という表現を使って哲学的な考え方とはどういうことか見本を見せてくれる。哲学初心者のための本。

この本はポケーっとした顔のまんまるくんと眼鏡を掛けたせんせいとの対話で進んでいく

まんまるくんは本書冒頭で絶望に包まれている。つらい、苦しい、なぜ生きているのか、死にたい、いずれ死ぬなら生きなくてもいいのではないか?

そこでせんせいは問いかけます。死ぬということはどういうことですか。生きるということはどういうことですか。と

この問いはとても難しくせんせいにもよくわからないという

そこで二人は”時間”、”存在”、”私”、”生命”という観点から様々な考察を行っていく

この本を読み終えて思ったことは、おそらく僕はこの本を読む前のように考えることは出来なくなってしまったな、ということだ

別に知能や思考の技術が上がったわけではない。

それまでは今いるここからフッと消えてしまいたいと考えていたなら、その気持ちはイコール苦しい死にたいに繋がっていた。

だが今は消えてしまいたいと思っても、そこでワンクッション、なぜ僕は消えたいと思った事が苦しいに繋がるのか、死を連想させるのか、本当にそこに繋がりがあるのか?そんな思考が割り込んでくる。それを思っている僕はなぜ”今”消えたいのか。様々な堂々巡りが始まればハッキリ言って死にたいなんて考える暇はない。

悩む先の方向性が変わっただけ・・・とも言い切れないなんとも整理しがたい気持ちがまだまだ大きい。こういった気持ちを整理していくこともまた哲学なのかもしれない

本書は漫画で描かれており一見平易な印象を受ける。勿論丁寧でゆったりした説明は非常にありがたい。と同時に考えるのも骨が折れる難しさが程よく織り込まれている。

人生に悩むと哲学書を読むという人は多いみたいだ

人生を悩むことは多分終わりがないことなんだろう

多分思考で求める真理というのも、科学が世界の真理の近似値しか扱えないように、真理に近いらしい何かまでにしか迫れないのではないか?

悩みに結論らしきものを見つけてもそれは思考によってもたらされた真理などではなく、思考を停止して陥る信仰みたいなものなんだろう

この本は僕に哲学というちょっとした思考のワンクッションを与えてくれた。そしてそれはこれからの僕の思考に常に一緒にいてくれるものではないか。